
この記事でわかること
- 禁欲は意味がない
- ストックされた精子の行方
- オススメの性行為の頻度
この記事の信頼性
この記事を書いているわたしは、栄養士歴17年の元産婦人科勤務栄養士です。退職後はボディケアセラピストと並行してフリーランスの栄養士として母乳育児や妊活相談にのっています。
男性の精子はいつから作られる?
以前こちらの記事↓で、受精のためのタイミングの取り方をお伝えし、女性の体内での精子の受精可能時間は5日ほどあると説明しました。
https://yacco515.com/timing-method/
こちらの記事↓の『不妊増加の原因ー肉体的要因』に書いたように、女性の卵子は胎児期に作られ眠っていた卵母細胞からできるものですが、精子はどうなのでしょう?
https://yacco515.com/funinsho/
男性は胎児期にホルモンの働きで男性生殖器が作られ、精巣の中に精子を作る『精粗細胞』や、精子の成長を助ける『セルトリ細胞』などができています。
しかし、実際に精子が作られるのは誕生後、思春期を迎えてからです。思春期を迎えカラダが成熟してくると、毎日5000万〜1億個ほどの精子を作るようになりストックされるようになります。
ストックされた精子はどうなるか
自然現象を考えるわかると思うのですが、古くなった細胞は劣化します。
精子は毎日5000万〜1億個ほどできてくるのですが、でき始めてから受精できる状態の精子になるまでには約80日かかります。そこから出番を待っていられるのは10日ほどで、使われなかった精子は吸収されて消えてしまうんですね。
人も物も一緒。溜め込んでいいものは何もないのかもしれません。
どれくらいの頻度で性行為をすればいいのか
個人差もありますが、1回の射精で1億個ほどの精子が出て行くと言われています。10日ほどの間ストックされている精子は、1回の射精で空っぽになってしまうことはありません。
また、長くストックされている間、精子はずっと生きているわけではないんですね。
こちらの記事↓にも書きましたが、精子が女性のカラダの中で生きていられる期間は3日〜1週間程度です。
https://yacco515.com/timing-method/
男性のカラダの中での精子の寿命もあまり変わりません。全ての精子が同じだけ生きていられるわけではないので、3日ほど経つとだんだん生きている精子が減ってきます。
そのため、10日ほど出番を待つことができるといっても、古い精子が多くなればなるほど受精可能な精子の数は少ないということになるのです。



『できない』というわけではないでしょうが、精子の質の面でみると、禁欲は意味がないと言えるでしょう。
先日読んだ本にはこのような記述もありました。
クライアントの旦那さんに1時間毎に3回射精してもらったんだ。
精子の数と運動率を比較すると、3回とも精子の数に大差はなかった。
反対に運動率は1回目より3回目のほうがよかった。
禁欲はしないほうがいいんじゃなくて、してはいけないんだ。『妊活に不妊治療はいらない』より
これらのことを合わせて考えると、妊娠を望んでタイミング法を行うときでも、3日に1回程度の頻度で性行為を行うのがいいと思います。
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